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2009年 08月 15日
きのふ飛込自殺ありけり西永福5号踏切春の大底 酒井 佑子 主観をなにも入れないで読むから、事実の強さが一層浮き彫りになる。結句に個性と思いあり。 親切な友人の友人もまた親切だった 鰻をおごる 青柳 守音 親切というあり方の大切さが淡々と表現される。ぼくもおごってほしい。 薔薇色の痣刻々と増やしつつ里村明衣子(ベビーフェイス)追い詰められぬ 森澤 真理 アジャコングとの戦いの様子を活写する。真理ちゃん自在。 英語ペラペラになつて帰り来し幼子に日本語で言へとぢぢばば怒る 中地 俊夫 今度はばばまで歌に動員して、孫に反抗している。いや説諭か? この宇宙にカラスと二人きりならばきっとカラスを愛す(あいさぬ)るだらう 真木 勉 旧かななら「きつと」だろうが、真木さんのルビには驚いた。こんな技があったかと。 覗くほどゆらゆら退る井戸水にいちじく投げし七歳(ななつ)のわたし 川井 怜子 覗くほどに退るという不思議な言葉が、古い記憶をなんだか呼び覚ます。 死に近くなりたるかなやこの日頃女体の象(かたち)を思ふ路上にても 矢嶋 博士 妙に共感したので、つい採ってしまった。 アトラスの送電塔に担われし電気貰ひつアイロンのため 吉岡 馨 大きなことを詠って小さなことを表現する。作者の気持ちが地にあることが好ましい。 歯科医院待合室のブランデンブルグコンツェルト3は心臓に来る 大越 泉 結句の一言がすべて。この言い方で作者の像が立ち上がってきた。
by Cchitetsu
| 2009-08-15 20:48
| 今日の1首
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