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2008年 09月 02日
七色に塗りわけられた傘をさし祖母がしずかに家を出てゆく
中井 守恵 今月はなんといっても、この中井守恵さんという作者の歌が光っていた。 この歌は、祖母の存在感、それを見ている自分の存在感を、しずかに出して光っている。 店先に見るときよりも暗闇を深めて茄子はまな板にのる 茄子ひとつとって、これだけのことを詠う作者の力が伝わってくる。茄子に暗闇を見るのも非凡だが、結句をのるとして、茄子の自動詞として、茄子が自ら載るようにしむけているところなど、とてもうまい。 こまごまと立ってうごいている影を薄すりがらすのこちらから見る ちょっとぞくぞくするくらいの、言葉回しである。情景は、式場の人の群れの中にいて、ということらしい。何の式場かはわからない。ほかの歌に、そこまでは描写がある。 自分の位置取りが面白い。薄すりがらすがとても効いている。
by Cchitetsu
| 2008-09-02 07:07
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