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2009年 03月 07日
かなしみを言はず過ぎきて年暮るる明日の目覚めの浄くしあれな 渋谷 知子 感情の吐露がとても自然で、言葉に透明感がただよう。韻律も心地よい。 天竜峡駅に下りたり貧家族五人のたつた一度の遊山は 永井 秀幸 突き放したような物言いが情景をリアルに浮かび上がらせる。 箸の穂にあやつり食へば罪はふかく秋刀魚のわたのつくづくあまき 矢嶋 博士 生活をじっと見る作者の目が豊かで且つ鋭い。 食堂車はこだま中ほどちちははと相談の上ライスカレーに 長谷川知哲 平凡ではあるがある時代というものが出ている。 あけ方に意外な人と夢に遇ふフロイトなんてもう古臭い 佐和 美子 性的欲求に還元されない夢だと言っている。フロイトは新しかったのか? ありんこがずりおちながらのりこえるのりこえてもまたずりおちる 朝生 風子 すべて仮名書きの歌。内容もおもしろい。ありんこの動きをこちらもなぞりながら読む。 飯島愛が死んだつてテレビがしやべつててインナーマッスル鍛へるつもり 弘井 文子 上の句から下の句への飛躍がにくいほど上手い。脱帽。 猫のごとまだあたたかき湯湯婆(ゆたんぽ)はふとんから出てこたつに入りぬ 伊波 虎英 ゆたんぽを擬人化したところが面白い。 気の置けぬ仲間と織り成す小宇宙 四人(よたり)いづれもすべてを忘る 野村 裕心 麻雀に小宇宙をみている。直裁ですぱっと詠った。 そのかみの日曜の昼下がりいつも児玉清がアタック25 勺 禰子 不思議な魅力がある。初句が効いているのだろう。下の句がいい。助詞がうまい。
by Cchitetsu
| 2009-03-07 10:21
| 今日の1首
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