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2009年 12月 05日
情愛の人、また文武の人、依田仁美さんが代表編集人である『舟』を初めて拝見する。
歌人俳人詩人作家、大勢が参加している。面白い。濃い。 その中から。 「東洋的夜」 萱野原さよ 広大な熱帯の砂漠 昼と冷気と灼熱の夜 大きな麻のズタ袋に 金貨宝石こき混ぜて 運んできたのが 詩人従える商人たちでも 絶望の熱情に死ぬのはやめよう 喜びの苦渋に 瞼開く孤独だってある 梟の産み落とした満月に 亀裂はしり炸裂しても 釈迦の頭上にひらく 菩提樹の花に 水は必要だ 歌詠みの癖かもしれぬが、結句で明らかにしてしまうのを潔いととるか、蛇足ととるか。 ぼくなら削る。 魂が啼くなら蜩(ひぐらし)の声で 宮本 美津江 ひとひらの雪になるため海にゐる この人の俳句はいい。2句目などは、短歌とはこう違うということが如実にわかる。短く一つだけパッと云う。 短歌の吾、私性と、この句の吾を比べてみると、吾はしっかり居るが、説明しない分、乾いている。俳句という句形が、吾を潔くあらしめる。ちょっと羨ましい。 南無馬頭観世音菩薩とありし碑に祈るヒトを許すなかれと 宮本 美津江 しかし、俳句作者が短歌を作ると、こんどは一転して説明的になってしまう。日露戦争以来、徴発されて亡くなった軍馬の慰霊碑は日本のいたるところにある。万霊の慰霊碑もまたしかり。乱暴な論は若さに免じておく。
by Cchitetsu
| 2009-12-05 16:10
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