フォロー中のブログ
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 01月 21日
会員1 札入れに父は魔法をかけてゐた抜いても抜いてもいつもざつくり 朝生 風子 この作者は言葉が新鮮だ。古びていない。そこがとてもよい。若いのかもしれない。 ゆふ闇に哀しみをりぬ夕は暮るるひとは尽くとほくにをりぬ 矢嶋 博士 2句と3句で2回切れている。この2回切れの破格も、初句2句の結論の早出しも、下の句の良さがあるが為に、気にならないほどだ。下の句が味わい深い。 野には野にあるもの同士みちの辺のホトトギスをば蔓にてくくる 高橋 とみ子 韻律がとてもよい。野には野に、もうこれでポーっとする。題材も詠いぶりも、癒される。 会員2 女高生の「リアル哀しい」の声を聞くものの哀れであるはずもなく 小林 恵四郎 これはこれでうまく切り取った1首。しかし、女子高生は女子高生の哀しみがあるわけで、その時代その時代でものの哀れは変わるものだろう。 同人1 明日のため豆腐買ふことを思ひ出で理性寺の昼ひだまりにをり (りしやうじ) 酒井 佑子 明日への約束がしみじみと伝わってくる。豆腐という題材が上手い。 トリニダード・トバゴの夕陽見てゐたりまたいつの日か帰去来(かへりなむいざ) 小池 光 知らぬ間に小池さんはトリニダードトバゴに行っていた!驚く。なにげないもの言いが、心に響くようになってきた。 千代田線のシートに深く腰を下ろし幼児むずかる声を聞きおり 今井 千草 何気ないのがよい。4句は「幼児の」とのを入れるか迷うところだ。
by Cchitetsu
| 2010-01-21 00:25
| 今日の1首
|
ファン申請 |
||